派遣現場活動を想定した外傷対応研修

  活動報告

6月8日(水)、当会が協力団体として所属する(一社)日本戦没者遺骨収集推進協会において、外傷対応研修に当会会員から6名が参加しました。
 
講師はその道のプロフェッショナルである(一社)JPTEC協議会より派遣された医師の大桃丈知先生、そして陸上自衛隊衛生学校の自衛官でした。
 
現地派遣では、深い密林地帯や足場の悪い急斜面等でのご遺骨の捜索活動があります。何が起きても不思議でない程の、救急隊すらも到着できないような現場です。そうした中の活動で、派遣団員や現地協力者が傷病した万が一の状況に備え、気道確保、止血法、頸部や四肢部の固定法、そして緊急搬送の仕方などを学びました。
 
安全管理や危機管理をなし得る限り徹底し、自己完結型による遺骨収容活動は、当会の方針でもあります。
 
ご覧の皆様のご理解に感謝いたします。
 
外傷対応研修①
大桃丈知先生による座学 ※於:(一社)日本戦没者遺骨収集推進協会
 
外傷対応研修②
回復体位の演練
 
外傷対応研修③
教本、図解、チャート ※一般社団法人JPTEC協議会による制作
 
 外傷対応研修④
気道確保(頭部後屈顎先挙上)※頸椎が損傷していないことが前提の方法