海上自衛隊 潜水艦「じんげい」見学研修

  活動報告

6月18日(火)、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に停泊中の海上自衛隊潜水艦「じんげい」(佐藤純艦長、基準排水量3000トン)で見学研修を行い、崎津寛光総務委員長以下、小学生2名を含む計17名が参加しました。
 
同艦は海上自衛隊第2潜水隊群(横須賀)の所属ですが、同群の司令部と桟橋は米軍基地内にあります。
 
参加者らは、強い雨が降る中、岸壁に停泊している同艦に乗艦。一人ひとり慎重に直径1メートル足らずのハッチから垂直のラッタル(階段)を降りていきました。艦内では潜水艦の特性や隊員の生活などについて説明を受けた後、操縦・聴音・指揮といった艦の“頭脳”となる発令所、魚雷発射管室、居住区、食堂などを見学しました。
 
同艦は今年3月に就役したばかりの最新鋭艦です。発令所からはアナログメーター類は姿を消しており、多数の大型液晶パネルが林立しています。これらのパネルは切り替えによって何種類もの役割を担えるよう設計されていて、例えば操縦席前のパネルがソーナー員前のパネルと同じ内容を表示するよう切り替えられるといいます。
 
また男子禁制の女性用居住区の入口にインターホンを設置するなど、設計段階から女性が乗り組むことを織り込んだ構造にしたり、居住区に木目の壁紙を貼ったりと、隊員の生活環境にも配慮した様子が見て取れました。見学研修の最後に第2潜水隊群の吉田誠群司令から子供たちに記念品が手渡され、子供たちは満面の笑顔で「ありがとうございます」と答えていました。
 
当会の所管地域であるガダルカナル島の戦いに際して、日本海軍の潜水艦は必死で補給作戦(モグラ輸送)などを行いました。海上自衛隊の潜水艦も日夜を分かたず、人知れず任務についています。
 
引き続きご覧の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 
当会参加者集合写真
いただいた「じんげい」のパンフレットなど
 
海上自衛隊側からは、参加の子どもたちに大変ご丁寧に接してくださいました。